個人が開業を計画する前に考えたい、ショップづくりで大切なこと(3)


4.環境分析の内容

 

環境分析の項目

一般的な環境分析の内容を確認します。

図表4を参考にしてください。

環境分析は大きくは内部と外部に分かれます。

 

内部環境は自社の状況です。

自分のショップはどのような状態かを評価します。

競争相手や参考になる異業種と比べてみるとよいと思います。

 

外部環境には大きな項目と身近な項目とがあります。

大きな項目は図表4では自然から雇用環境までです。

 

北海道と沖縄では自然や地理的環境は異なります。

政治状況や法律の変化も影響します。地方自治体の条例などの影響も受けます。

技術革新が進むと、例えばITでビジネスの仕方が変わり、商品が変わります。

 

雇用環境によっては労働力の確保に影響が出ます。

身近な項目は顧客や競合、仕入れ先などの動きです。

これらは大きな項目の影響を受けながら、私たちのビジネスに直接関係してきます。


アフリカの靴屋さんの環境

アフリカの靴屋さんの例を環境分析の項目から振り返ります。

靴屋さんは自国の外部環境に囲まれています。

図表3の例ではA社は経済環境として景気の低迷が影響していました。

 

海外市場を考えると外部環境として、その国の自然や地理的条件、

政治や文化が影響します。

B社は人口に関わる環境として少子化が影響していました。

 

内部環境を見てみます。

A社はブランド力があります。

高級品を製造する技術が高いようです。

 

B社は海外に生産力を持っています。

商品力としては低価格商品を得意にしています。

A社もB社も、詳細に環境分析の分析項目を検討したら、

もっと色々な資料が出て来て、アフリカ進出の判断材料を提供しそうです。

つづく